これから陸マイラーになろうとする人が最初に知っておくべき基礎知識 ②『ソラチカカード』


『なるほど!陸マイラーって人たちはマイルをたくさん貯めていて、それを使って飛行機に乗っていることは分かったぞ!じゃあ陸マイラーになるためには最初に何をすればいいの?


といった方へ、最初に知っておくべき基本的な内容をなるべく分かりやすく書いてみたいと思います。


今回は第2回『ソラチカカード』編です。

陸マイラーの必需品『ソラチカカード』とは


ソラチカカード。聞いたことがありますでしょうか。少なくとも私は陸マイラーになるまで知りませんでした。


正式名称を『ANA To Me Card PASMO JCB』という『クレジットカード』のことです。

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年会費は初年度無料。次年度以降2,000円(税別)。


残念ながら年会費はかかってしまいます。しかし、この年会費を払うのは惜しくないと思えるほど、ソラチカカードには陸マイラーに必要不可欠な機能があるのです。

だから陸マイラーはソラチカカードを持つ


ではこのクレジットカード、いったいなにが凄いのか。なぜ必需品と言われるのか。


それは、ソラチカカードを持っている人は『メトロポイントをANAのマイルに90%の割合で交換できるから』というこの一点に尽きます。


これは言い換えると『100メトロポイントを90マイルに交換できる』ということになります。

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『それのなにが凄いことなの?』という当然の疑問を、順に解決していきましょう。


まず『メトロポイント』というのは東京メトロ(東京地下鉄株式会社)のポイントのことです。そのままですね。ここまではいいでしょう。


『えっ!東京メトロなんて使わないから、メトロポイントなんて持ってないよ!』という方、問題ありません。安心して読み進めましょう。


次に、メトロポイントを『ANAのマイルに90%の割合で交換できるから』という部分。これがいかに凄いことかを説明するには、始めに1マイルの価値を理解することが必要でしょう。過去に記事にしましたのでご覧ください。


本来のメトロポイントの使い方の1つとして、1ポイントを1円として(10円単位で)交通系ICカードのPASMOにチャージすることができます。例えば20,000メトロポイント持っていたらPASMOに20,000円チャージすることができるわけです。


しかし、この使い方は『1ポイント=1円』としてメトロポイントを使っていることになってしまいます。Tポイントや楽天ポイントなどと同じですね。


ですが陸マイラーは違います。このような使い方はしません。貯めたメトロポイントはANAのマイルに交換するのです。


すると、同じように20,000メトロポイント持っていた場合、ANAのマイルに90%の割合で交換することができるため、20,000メトロポイントは18,000マイルとなります。


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数字だけ比較してみると、確かに減っています。しかしすでにご存知の通り、1マイルの価値は変動するのです。


前の記事で行った検証を引用すると、18,000マイルあれば羽田空港から那覇空港を往復する特典航空券が取得できます。この航空券は安くて54,280円。1マイルの価値は低くても3円になったのでした。


① 20,000メトロポイントを、20,000円分PASMOにチャージ
② 20,000メトロポイントを、18,000マイルに交換し、54,280円相当の特典航空券を取得


どうでしょう、『メトロポイントを交換する』という行為は同じなのに、交換先をANAのマイルにしただけでここまで実質的な価値が変わるのです。


ソラチカカード以外のクレジットカードではこの『90%』という交換率を見込めません。各種ポイントをANAマイルに交換することは可能ですが、一般的には約50%、多くても約60%の交換率といったところが限界なのです。


それを考えると、ソラチカカードがいかにANAマイルを貯めることに関して優れているか、お分かりいただけるのではないでしょうか。

『年間216,000マイル』というフレーズを頻繁に見かける理由


ソラチカカードには注意点もあります。


メトロポイントの交換には毎月上限があるのです。1ヶ月に交換できるメトロポイントは20,000ポイントまでとなっており、どれだけメトロポイントを持っていても、この上限を超えて交換することはできません。


先ほど例に出しましたが、20,000メトロポイントは、90%の交換率で交換できるため、18,000ANAマイルになるのでしたね。仮に毎月上限いっぱいで交換した場合、


18,000メトロポイント × 12ヶ月 = 216,000ANAマイル


つまり年間216,000マイルが上限となります。どこかで『年間216,000マイル』といったフレーズを目にしたことがあるかもしれませんが、この数字はそのような理由があるからなのです。


しかし『年間216,000マイルが上限』とは言ったものの、これだけあれば1年でどのような旅行に行くことができるでしょうか。挙げてみましょう。


1. 東京〜沖縄を12往復 (1往復18,000マイル)
2. 東京〜シンガポールのエコノミークラスで6往復 (1往復35,000マイル)
3. 東京〜ハワイのビジネスクラスで3往復 (1往復65,000マイル)
4. 東京〜シンガポールのファーストクラスで2往復 (1往復105,000マイル)


1年間にこれだけの旅行に特典航空券で行くことができます。あくまで一例です。よほどのことがない限り『1年間に沖縄に12回行く』ということにはならないと思います(笑)。


夫婦でそれぞれソラチカカードを1枚ずつ所有した場合は、交換できるポイントは2倍となるわけですから、年間432,000ANAマイル獲得することができることになります。


いったいどこに出かけようか。夢が膨らむ、というものですね。

メトロポイントは東京メトロに乗車せず貯めることができる


ここまで読んでいただいたあなたは、ソラチカカードを使ってANAのマイルを貯めようと思ったとき、メトロポイントが必要になると理解していますので『どうやってメトロポイントを貯めようかな』という疑問が浮かぶでしょう。


メトロポイントは基本的に東京メトロに乗車して貯めるものです。あくまで、基本的には。しかし東京に住んでいない方も、現に陸マイラーとして活動できています。では陸マイラーはどうやってメトロポイントを貯めているのか。


そこで登場するのが『ハピタス』『ちょびリッチ』などといったポイントサイトです。


最初に知っておくべき基礎知識『第3回』では、この『ポイントサイト』について、私なりに解説してみたいと思います。